来日して以来どことなく危なっかしく、個人的にAKKの堀ちえみと命名していた彼女。しょうがないから(失礼)近くの交番に連れて行きました。
とりあえず遺失物の届を出しましょう。おまわりさんは優しいが、日本語です。さてタオさん、上手にやり取りできるかな?一方、お友達のミーイさんはしっかり者。AKKの高樹澪と呼ばれる彼女が手伝います。2人は別に姉妹ではありませんが、おまわりさんからは「お姉さん」なんて言われていました。

何とか書き終えてしばし呆然。すると、ビックリ!落としたはずのケータイ、ちゃんと交番に届けられていました。
大喜びのタオさん。ヨカッタヨカッタ!

日本では貴重品が道に落ちていたら、必ず警察に届けられます。これは全くの社会奉仕の一環であり、タオさんのケータイを拾った人も、名前も告げず、ましてや謝礼を要求する権利も放棄して立ち去ったとか。うーむ、今日はふたり、いい勉強をしましたね。これをきっかけにタオさんが、ドジでマヌケなカメから卒業して、交番に掲げられた明るい街を作る一員となれることを、教官である僕は草場の影から見守るのでした。桜川交番の若いおまわりさん、お世話になりました。