
「盆踊り大会」とありますが、「盆踊り」って?
「盆」とは「死者の日」。世界中に死者を弔う日というのはありますね。日本のそれは、先に生まれて先に死んだ家族への供養です。そんな自分の先輩へ会う日、それが「盆」で、その余興が「盆踊り」なんです。
こう書くとずいぶん大仰な感じがしますが、ご先祖様をお迎えする踊りを披露するためのダンスパーティー、と言うのは、言い過ぎでしょうか?


おっ!見たような後ろ姿。中国の黄ギカさんと龍シュウセンの仲良し、見っけ!!
日が暮れてイイ感じ。日本全国でこの時期に繰り広げられる盆踊りは、例外なく、このような小さな公園や、小中学校の校庭を舞台としています。その中心にはやぐらがつくられ、そこから「音頭」が流されます。今日はなんと、プロのミュージシャンによる生演奏!
「音頭」は、調子のいい和風の音楽。でもその内容はごく親しみやすいもので、「コロナでいかにすごすべきか」「今後のプロ野球で活躍する選手は?」「男と女、どちらが暑さに強いか?」なんていう、どうでいいこと。
1曲10分位、ボーカリストは次々と交代。
まあ、細かいことはWikipediaで調べていただくとして、この盆踊り、どうでしょうか?実に小さく、実に身近なものです。恐らくこのまわりに住む人たちが好きでやってるんですね。

隣人がやっていることに興味を持つ。私たちが求める国際コミュニケーションへの近道だと思います。違う土地での風習に興味を持ち、参加する少しの勇気。それは、自分を少しだけ遠くから見るきっかけになるかも?以上、現場からでした。